top of page
白柳 孝
つなぐ・架け橋ノート
「自分の歩み」と「日本人の心」を次世代に残すために
世間では何種類もの「エンディングノート」が販売されていますが、ほとんどのかたが、途中で書くことを苦痛と感じるようになり、中途半端にして書くのをやめ、完成させることがないというのが実情のようです。 なぜ、書くことが苦痛になるのか。 それは、多くのエンディングノートの内容が、日本人の心に響かないという事情があるからです。 多くのエンディングノートは、先祖との繋がりに目を向けることなく「自分のこと」のみに着目し、とくに相続トラブルをなくすべく、生前の財産整理を促しています。 しかし、このような個人主義に則ったエンディングノートは、「相続するのは財産だけ」という考えかたを自然と醸成しているように思います。 結果として、「人間は死んだらそれでおしまい」とする風潮を形成しているのです。 本書は自分の歩みや先祖からの命の繋がり、日本人が受け継いできた歴史の重みを、自分の子どもたちへ繋いでいくための「架け橋」となる、新しいかたちのエンディングノートです。
bottom of page